Okunikko
奥日光
誕生日祝いも兼ね、お盆休みに家族で奥日光を旅した。
鬼怒川ではライン川下りに参加。手をのばして川の水に触れたら、ひやりとして気持ちいい。
宿泊したのは湯西川温泉「本家伴久」。もとは平家の落人たちが暮らしていた村というだけあり、ひっそりとした温泉郷。約300年も前に建てられたという建物は、梁や柱にどっしりとした木がそのまま用いられて素朴な雰囲気。
部屋は湯西川に面していて、窓を開けると心地良い川の流れる音が聴こえてくる。都会で暮らしていると常に忙しい雑音の中にさらされているけれど、ここで窓から入ってくるのは、緑と水の音だけ。普段都会で暮らしているからこそ、自然の中で過ごす時間は大切だと痛感。
夕食は吊橋を渡って別館へ。川の幸と山の幸をたっぷり頂いた。
翌日は日光東照宮へ参拝。日光は幼少時に何度か家族と旅した記憶があるけれど、大人になってから訪れると新しい発見がたくさん。大学で建築を学んでからは自然と建物に目がいくのだけれど、豪華絢爛な装飾は江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した神社にふさわしい。江戸城から見て鬼門の方向に建てられた東照宮。近年はパワースポットとしても知られているけれど、特に家康の廟辺りはとても強いエネルギーが漂っている気がした。
参拝の帰り道、日光金谷ホテルの坂下でレトロな建物を見つけた。角地にある小さな建物「金谷ホテルベーカリー神橋店」。有形登録文化財にも指定されている。金谷ホテルのパンを一般に販売するために作られた最初のお店だそう。ホテルの朝食としても人気だというシナモンロールを買って帰ることに。
ここから駅に行く通りは、歴史的建造物を改装した珈琲屋さんやアンティークショップなど雰囲気のあるお店が多く、歩いてるだけで楽しかった。
2010 August
0コメント