Churches in Tokyo
2つの教会めぐり
聖イグナチオ教会
四谷駅を降りてすぐ、上智大学に隣接する聖イグナチオ教会へ。坂倉建築研究所によって1999年に設計された建築物。建物に入ってまず目に飛び込んでくるのが、大きな花びらが広がるような模様が施された天井。空洞になった花びらから太陽の光が降り注ぎ、聖堂は明るい光に包まれていた。
一方、壁は波打つようなレンガ造り。今まで見た教会建築の中でも独創的で、華やかな天井にしばらくぼんやりと見とれていた。
聖アンセルモ教会
同じ日にもう一つ見に行った教会は、目黒の聖アンセルモ教会。チェコ出身の建築家アントニン・レーモンドの設計によって1954年につくられた建物。レーモンドは木造の教会建築も多く手がけているが、この教会は鉄筋コンクリート造。
驚いたのは、鉄筋コンクリート造でも木造の教会で感じるようなあたたかさが感じられるということ。レーモンドらしい、コンクリートをまるで木のように用いてつくられた天井、壁。聖堂は優しい雰囲気に満ちていた。
2005 October
0コメント